読書

『闇に歌えば』(瀬川貴次/コバルト文庫)

以前、スーパーファンタジー文庫から発行されたものの、復刊。イラストも新しくなり、文章にも多少手が加えられているようです。『聖霊狩り』でもお馴染みの誠志郎が主人公(コーラ飲みすぎ)。彼女がいたりと『聖霊狩り』では知りえなかったインフォメーシ…

『三月、七日。』(森橋ビンゴ/ファミ通文庫)

読了。スタンダードな恋愛小説でした。結論からいうと、良くも悪くもない普通の作品だなぁというのが私の感想です。精神の抽象的な描写が多くて、どうもリズムに乗れなかったですね。二人の主人公の視点で進んで行くんだけども、そこまでの流れがスムーズ過…

『GOSICK Ⅱ』(桜庭一樹/富士見ミステリー文庫)

まあ、これはほとんどヴィクトリカ目当てで買っているわけですが、今回もイラスト・挿絵が素晴らしい。内容も結構好みでした。ただ、ちょっと長いかなーとは思います。ライトノベルで400ページですから。もう少し短くてよかったかも。とはいっても満足は…

『物魂 ――ものだま――』(桐生祐狩/ハルキ・ホラー文庫)

――「萌える、ってなんだ?」(53項) 読了しました。クロスレビュ課題本ですね。もしかしたらハルキホラー文庫を買うのはこれがはじめてかもしれません……そして最後になるかも。詳しい感想はそちらで。

『Aコース』(山田悠介/幻冬舎文庫)

読了。なんだかんだで、初山田悠介なんですが。……つ、つまんねぇ。なんですか、これ? ひょんなことからバーチャルな世界に行ってそこで奇妙な出来事が起こる、という設定は悪くないし、個人的にも好きなんです。けれども、読み進めていくうちにつまらなくな…

『電波的な彼女』(片山憲太郎/集英社スーパーダッシュ文庫)

今月の「もえたん」課題本の1冊。スーパーダッシュ小説新人賞を受賞した作品。300ページを超えるものだけれども、すぐに読み終えられました。ただ、ちょっとこれはどう評価していいのかな。難しい。詳しい感想は「もえたん」の発表で。

『パーク・ライフ』(吉田修一/文春文庫)

――「あの、明日も公園に来て下さいね!」(「パーク・ライフ」100項) 第127回の芥川賞の受賞作。文庫化されたのを機に買って読んでみました。受賞作の「パーク・ライフ」と「flowers」という短編が収められています。……主人公は、電車の中、まだ同じ会社…

『眠り姫』(貴子潤一郎/富士見ファンタジア文庫)

第14回富士見ファンタジア大賞を受賞した、貴子潤一郎の短編集です。ノンシリーズの短編が4編と「探偵真木」が主人公の短編(中編?もあり)を3編収めたもの。傑作との呼び声が高い本作ですが……確かに面白いです。とても完成度が高い。決してビックリす…

『流血女神伝 暗き神の鎖(後編)』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

今日はオフ会でしたが、その行きと帰りで読み終えたのが、この『暗き神の鎖(後編)』でした。というわけで、ザカール編もついに最終巻です。絵師の方が忙しいとのことで、挿絵がないのは残念ですが、表紙の心を抜き取られたようなカリエが本書の内容を示唆…

『女子大生会計士の事件簿 DX.1』(山田真哉/角川文庫)

会計士補のカッキーと女子大生会計士の萌さんが、赴く先で様々な事件と出くわす連作ミステリ短編集。読んでるだけで、会計の仕組みがわかる(かもしれない)!という小説です。どの話も短くて、すっきり終わっているので読みやすいし、トリックなどは小粒だ…

『復活の地 Ⅲ』(小川一水/ハヤカワ文庫JA)

というわけで読了。……なんとか間に合いました。『Ⅰ』や『Ⅱ』より分厚いけれど、ちゃんと完結しています。クロスレビュの課題本ですので、感想はそちらで。

『サクラ大戦 ――巴里前夜――』(あかほりさとる/富士見ファンタジア文庫)

中編を2編収めた、『サクラ大戦3』までの背景を描いた小説です。本書は、グリシーヌとコクリコのものが収録されています。説明的で退屈な部分もあるのですが、ゲームをプレイした人なら読んで損はないかなと思います。しかし、あかほりさとるの小説を読ん…

『伝説の勇者の伝説7 失踪の真相』(鏡貴也/富士見ファンタジア文庫)

圧倒されました。以前も同じことを書きましたが、この作品のパワーは凄い。電車の中で読んでいたら、降りなければならない駅で降りるのを忘れてしまっていました(実話です)。『フルメタル・パニック!』の新作と同じく、こちらも「物語」が動き出します。…

『フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン』(賀東招二/富士見ファンタジア文庫)

やっと出ました、フルメタル・パニック!の最新長編。ついに、物語が激しく動き出します。私は、短編のコメディもいいとは思うけれど、比べると断然長編が好きです。本書はシリアス具合も緊張感も、今までの長編とは比べものになりませんね。やばい、面白い…

『復活の地 Ⅱ』(小川一水/ハヤカワ文庫JA)

クロスレビュ課題本。うむむ、ちょっと読むのが辛いし、私には合わないかも。……それはともかく、まだ『Ⅲ』は出てないようですね。私は小説を読むのが遅いから出来るだけはやく出版してもらいたいのだけれど。

『ソウルドロップの幽体研究』(上遠野浩平/祥伝社ノベルス)

私は上遠野浩平が好きなのだろうか、嫌いなのだろうか……何冊か彼の小説を読んでいるけれども、いつも「う〜ん……」と「苦手」と判定しそうになるのだが、途中で留まってしまう。かといって、上遠野浩平の書く小説が好きかと言えばそうでもない。微妙なところ…

『復活の地Ⅰ』(小川一水/ハヤカワ文庫JA)

今月のクロスレビュ課題本(のうちの1冊目)。小川一水という人の書いたものを読むのは(名前は知っていたのですが)、これがはじめてということになりますね。感覚としては、正直なところあまり読みやすいという印象はありません。

『永遠の君へ 隣りの妹』(わかつきひかる/美少女文庫)

エロ小説です。ヒロインは病気持ちで手術を受けるか悩んでいる。彼との性愛を続けながら、手術を受けることを決心する、というストーリー。普通に読めました。っていうか、これで美少女文庫3冊目なんだよなぁ……。

『食卓にビールを』(小林めぐみ/富士見ミステリー文庫)

主人公は女子高生兼小説家兼妻。小林めぐみが描くSFコメディ。というわけですが、ちょっとこれは駄目だ……面白くない。なんか読むのが徐々に苦痛になってきて、最後のほうは飛ばし読みでした。なんかこう「女子高生で奥さん」という萌え(?)設定をもっと…

『マリア様がみてる 特別でないただの一日』(今野緒雪/コバルト文庫)

副題から「学園祭じゃないのかな?」と思っていたら、学園祭でした。なんか、「プレミアムブック」とか「チャオ ソレッラ!」とかも読んだのに、『マリア様がみてる』を久しぶりに読んだような気がします。前薔薇さまの二人も登場したりして、楽しかったです…

『流血女神伝 暗き神の鎖(中編)』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

読了。なんだから凄い展開になってます。これは「後編」が楽しみでなりません。

『ときめきメモリアル Girl's Side ②』(相坂ゆうひ/電撃ゲーム文庫)

『ときめきメモリアル Girl's Side』の公式ノベライズの第2弾。主人公の相手は氷室零一(先生)。今回も悪くはなかったです。ただ気になったのが、「①」もそうなんですが、なぜか主人公(ヒロイン)が普通じゃない、ということです。ここでいう「普通」って…

『流血女神伝 暗き神の鎖(前編)』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

「砂の覇王」から約1年後のお話。挿絵がない……絵師さんが忙しいとのことですが、ちょっと寂しい。「帝国の娘」とかの時は考えられないことですが、カリエが子供なんぞを産んでおります。

『流血女神伝 砂の覇王9』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

「砂の覇王」の最終巻。あとがきによると、これで「流血女神伝」としては半分ということなので、まだしばらくは楽しめそうですね。嬉しい限り。……しかし、ここまで(私にしては)一気に読んでしまいました。もちろんそれだけ、面白い、ということですが。

『流血女神伝 砂の覇王8』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

ついに8巻目です。次で「砂の覇王」は終わりです。――完成度高いです。国々の文化や制度の差異が物語全体をレベルアップさせているような印象です。カリエという魅力的な少女の波乱万丈な人生というものを、しっかりした世界観と個性的で眺めていて楽しいキ…

]『流血女神伝 砂の覇王7』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

こっちも読了。

『流血女神伝 砂の覇王6』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

読了。

『流血女神伝 砂の覇王5』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

バルアンの「正妃」として晩餐会に出席したカリエ。彼女はその場で、素性を追求されてしまう……。言うまでもなく、面白かったです。エンターテイメントとしての質を保ちつつ、シリーズを書きつづけるというのは、大変だと思うので、関心します。リーダビリテ…

『流血女神伝 砂の覇王4』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

小姓としてバルアンに仕えるカリエは、ドミトリアスとグラーシカの戴冠式に出席するためタイアークに向かうことになるが――。それにしても読んでいて楽しい。読み進めていて、時にそのストーリー展開にトリビアルな感じを受けないでもないのですが、読了して…

『ときめきメモリアル Girl's Side』(相坂ゆうひ/電撃ゲーム文庫)

PS2のゲーム『ときめきメモリアル Girl's Side』の公式ノベライズ。プレイしてなんとなく読みたくなり購入しました。読み出して、これは安心して読みきれるなぁと思っていたらそのとおりで、ノベライズとしての一定のラインはクリアしていると感じました…