読書

『流血女神伝 砂の覇王3』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

相変わらず、面白いです。エンターテイメント性抜群です。特別な萌えキャラがいるわけでもないので、おそらく作者が「物語」を書く力に長けているのでしょう。ハリー・ポッターとかを後回しにして、この「砂の覇王」を全部読んでしまいそうです。

『流血女神伝 砂の覇王2』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

『1』が、ほうら続きが読みたいだろう、というように終わっていたのでそれにつられて『2』も読了しました。いや、ホントに面白い。女たちの「妃」争いも、ドミトリアスとグラーシカのこととかも、読んでいて陳腐な表現だけど「ワクワクドキドキ」する。『…

『流血女神伝 砂の覇王1』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

読了。滅茶苦茶面白い。もう、読ませる力が圧倒的。『帝国の娘』もよかったけど、これは私の中では格が違うように思う。シリーズとして、世界観も安定してきているし、作者の筆の動きも軽快であるよう感じる。約200ページの薄い小説だけれども、それ以上…

『卒業 〜君といつまでも〜』(内藤みか/美少女文庫)

憧れの同級生に想いを伝えることのないまま迎えた卒業パーティー。ウエディングドレスに身を包んだ彼女に、果たして想いは届くのか――。昨日に続いて美少女文庫。今回のは正統派(?)でした。そのぶん、安心して読めましたし楽しめました。

『銀盤プリンセス 生意気なMドレイ』(わかつきひかる/美少女文庫)

お美しいフィギュアの女王様(女子高生)が、華麗な肢体を捧げてくれるありがたい作品。読者の要望に答える為か、作品内にいろんなプレイ・シチュエーションがあったりします。こういう小説を読み通したのははじめてなので、なんとなく新鮮な感じがしました…

『聖霊狩り 呪われた都市』(瀬川貴次/コバルト文庫)

やっぱり面白いです。これ読んで、事件とかが起こらないような話も読みたいなぁ、などと思いました。相変わらず萌の妄想は凄い(笑)。個人的に裕樹×早紀子や雅行×萌などを推したくなりました。何気の続きへの伏線もあって、楽しみが増えたような感じです。…

『伝説の勇者の伝説6 シオン暗殺計画』(鏡貴也/富士見ファンタジア文庫)

このシリーズは長編・短編も全部読んでいるのですが、本書を読み終えて、この作品のエネルギーに驚かされています。これは相当な大作になるのではないでしょうか。改行の嵐と著者独特のスピード感抜群の文章。プロットもよく練られていて、新作を読むたびに…

『王子様は犬!』(深森塔子/角川ビーンズ文庫)

作者も知らず、なんとなく買ってしまった少女小説。物語は、女子高生がひょんなことから異世界にいくことになるという、王道中の王道。だから逆に、ストーリーを進めていくうえでの巧みさや、オリジナリティがないと無個性になってしまう。それでこの『王子…

『夫婦茶碗』(町田康/新潮文庫)

クロスレビュの課題本。うーむ、なんかレビュを書きづらいなぁ。というわけで、感想はそちらのほうで。

『本格推理委員会』(日向まさみち/産業編集センター)

滝本竜彦がエージェント契約しているボイルドエッグスが創設した、第1回の新人賞を受賞した作品。エントリーするのに7000円取られるという賞だが……。来月の「もえたん」の課題本でもあります。読み始めてから知ったのですが。さて、感想ですが、正直つ…

『冷たい校舎の時は止まる(下)』(辻村深月/講談社ノベルス)

帰りの電車の中で読了。リッパーさんは(id:kirisakineko)誉めていたけど、私はそれほど評価できないかも。面白くなくはないのですが……。ミステリ、というんじゃなくて高校3年というか微妙な時期における自己の葛藤みたいなものを書いた、という感じがしまし…

『天使が開けた密室 激アルバイター・美波の事件簿』(谷原秋桜子/富士見ミステリー文庫)

「もえたん」の課題本のもう1冊。再読です。内容は結構覚えていたので、流し読み。やっぱり面白い。

『タクティカル・ジャッジメント』(師走トオル/富士見ミステリー文庫)

今月の「もえたん」課題本。法廷ミステリー。文章が非常に読みやすくて好印象。内容も評価できると思いました。詳しい感想は「もえたん」にて。

『小生物語』(乙一/幻冬舎)

フツーの(乙一的フィクション含む)フェブ日記のようなもの。いや、実際フェブ日記なんですが。なんと言いますか、大変乙一らしいです。面白かったのは、滝本竜彦やユヤタンなどと合コン行ったという話。あと読んでいて「たくさん登場するこの松原真琴って…

『冷たい校舎の時は止まる(中)』(辻村深月/講談社ノベルス)

読了。「マルタ・サギー」短編集を読んだあとだからか、とても読みやすい文章に感じました。内容はまあ、キャラクターのパーソナルな部分に重点をおいている感じで、ストーリー的にはあまり進行していません。ま、下巻に期待したいと思います。

『マルタ・サギーは探偵ですか? a collection of s.』(野梨原花南/富士見ミステリー文庫)

あの、大バッシングを受けた「マルタ・サギー」の短編集。長編よりも前に書かれたものも収められています。で、感想なんですが、まあアレですわ。つまんないです、フツーに。わかりきっていることですけど全然ミステリじゃないし。キャラクター小説としても…

『髑髏島の惨劇』(マイケル・スレイド/文春文庫)

クロスレビュ課題本。なんとか読み終わった……。

『マリア様がみてる プレミアブック』(今野緒雪/コバルト文庫)

短編は、紅薔薇さまと祥子の出会いについて。ひびき玲音さんの漫画は祐巳の一年次の文化祭前の出来事。声優さんの座談会は、3・2・1年生それぞれで。(´Д` )あー、アフレコ見に行きてー。アフレコ突撃レポートによると24話は「レイニーブルー」だそうで…

『春恋。』(朝丘戻。/コバルト文庫)

初ボーイズラブ。やっと読了しました。アキと美里には同性愛・妊娠疑惑・父親に発覚など、様々な困難が待ち受けるが……。最初の方は(´Д` )キツーという状態でしたが、徐々にどうでもよくなり、淡々と読めました。なんかこの2人が男でも女でもどうでもいいや…

『学校を出よう!2 I-My-Me』(谷川流/電撃文庫)

「もえたん」課題本その2。ですので感想はそちらのほうで。

『金の瞳の女神』(葉山透/富士見ミステリー文庫)

第1回富士見ヤングミステリー大賞の最終選考候補作。「もえたん」課題本なので感想はそちらで。つまんなくはなかったです。

→『南青山少女ブックセンター ①』(桑島由一/MF文庫)

春山マリオは運の悪さで高校受験に全滅。親戚のコネでなんとかとある高校に入学する。しかし、そこは女子校で、さらにマリオのクラスは男性恐怖症の女子が集まる特別なクラスだった……。本屋で見つけてなんとなく買った本です。こういう物語としては、楽しめ…

『ナイト・コーリング』(瀬川貴次/スーパーファンタジー文庫)

読了。むむ、期待していたより楽しめなかった……。

『遠い背中』(村山由佳/集英社文庫)

おいしいコーヒーのいれ方シリーズの(文庫での)最新刊。なんだかなぁ……もう、流石に飽きてきました。内容がないのか、読んだ数分後に「あれ、どんな物語だったっけ?」と思ってしまいます。前作、前々作の記憶もほとんどないし。まあ、ここまで追ってきて…

『娼年』(石田衣良/集英社文庫)

大学生が男娼になっていろいろな女と寝る、というお話。直木賞候補作にもあげられたそうです。薄いし、読みやすいので、あっという間に読めます。主人公が女性の様々な欲望の形(性癖)に魅せられていく様子の描き方は上手いし、全体的に悪くありませんでし…

『魔力のバーゲンセール』(鏡貴也/富士見ファンタジア文庫)

「伝説の勇者の伝説」シリーズの番外編「とりあえず〜」の4作目。ドラゴンマガジンに掲載された短編と書き下ろしを収録したもの。長編と比べてこちらはコメディ風味のかるーいものですね。内容はまあ、いつもどおり。マンネリ化しているといえなくもないで…

『流血女神伝 帝国の娘(後編)』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

読了。面白かった。満足。終わり方も綺麗でよいよい。気が向いたら続編も読もうかと思います。

『クォータームーン』(中井拓志/角川ホラー文庫)

クロスレビュ課題本(推薦者、私)。再読です。感想はそちらで。

『超短編 雲上四季 雪』(秋山真琴 id:sinden)

迎撃オフの時に秋山さんご本人から頂いたもの。原稿用紙2枚に収まる短い短い小説が17編。どれも、超短編ということもあり言葉に拘っている感じが伝わってきました。どれも、巧みです。少なくとも私には書けません。特に良かったと思う作品→「博士の愛した…

『天夢航海』(谷山由紀/ソノラマ文庫)

少女たちは『天夢界紀行』という小説に出会い、その作品世界に惹かれていく。それは、どこか別の場所にあるパラダイス。ある少女は天夢界からの迎えの船がくるのを待っている……。とても雰囲気がいい小説です。女子高生たちの、小さな、でも彼女たちにとって…