『GOSICK Ⅲ』(桜庭一樹/富士見ミステリー文庫)

 ――「わたしは、退屈、なの、だ……」(121項)
 久城一弥は、頼まれた品――<青い薔薇>を買いに高級デパート「ジャンタン」に行くことになる。しかし、そこで一弥は……。というわけで、『GOSICK』の第三弾。今回はヴィクトリカは風邪をひいてしまって、活躍は推理だけなのですが、それでも面白かったですよ。謎が魅力的で。ストーリーの展開の仕方も前作よりスマートで、個人的にはこっちのほうが好きです。