『なみだ研究所へようこそ!』(鯨統一郎/NONノベル)

「メンタル・クリニック『なみだ研究所』。松本清は、そこへ見習として赴くことになった。所長・波田煌子は伝説のセラピスト。波田先生の不思議な診断が始まった……」。8編の短編を収めた鯨さんお得意の連作短編集。もう、とくかく鯨統一郎「らしい」。僕は鯨さんのこういうのが好きなのだ。
 鯨さんの本がうちの近くの本屋に(ほとんど)ないので、ネットで注文した。とりあえずは、『悪魔のカタルシス』と祥伝社の400円文庫の読んでないほう。結構、順調に消化していると思われます。