『流血女神伝 砂の覇王8』(須賀しのぶ/コバルト文庫)

 ついに8巻目です。次で「砂の覇王」は終わりです。――完成度高いです。国々の文化や制度の差異が物語全体をレベルアップさせているような印象です。カリエという魅力的な少女の波乱万丈な人生というものを、しっかりした世界観と個性的で眺めていて楽しいキャラクターたちが、一層輝かせています。